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感染症流行情報

鳥取県西部地区での感染症流行情報です。

http://www.seibu.tottori.med.or.jp/isikai/34/data/kansen-shuhoH30-17W.pdf

 診療をしているとNorovirusと思われる胃腸炎、Adv(アデノウイルス)、RS virus(RSウイルス)、hMPV(ヒトメタニューモウイルス)が目立ちます。

RSV、hMPVは咳、鼻が出て、その後発熱し、急に呼吸がゼイゼイしてきます。

1-2歳未満の小児の感染症の中では入院になることが多い疾患です。

気をつけましょう。

 先日、久々に水痘を見ました。

2014年に水痘の予防接種が定期接種になり、最近では殆ど目にすることがなくなってきました。

予防接種大切ですね。

 2018年3月に海外から持ち込まれた麻疹(はしか)が沖縄で流行して以来、約100人近くの方が感染しているようです。他県でも散発しており、今後、鳥取県でも注意が必要です。

 麻疹は空気感染をする非常に感染力が強い病気です。約1000人に1人死亡します。主な死亡原因は肺炎と脳炎です。肺炎は麻疹感染の100人に6人起こります。

脳炎は1000人で0.5〜1人起こり、そのうち25%に中枢神経系の後遺症が残り、15%は死亡します。

とても怖い病気です。

 日本において、1950年代には年間20万人感染し、数千人〜2万人死亡していました。

予防接種の普及により最近では年間の死亡者数は10人未満です。

 1歳を過ぎていればMRワクチンを接種しているか母子手帳を確認しましょうね。

(ワクチンが心配な方の為に、ワクチンで起こる重症なアレルギー反応や脳炎はおおよそ100万人に1人です。感染した方が安全か、予防接種の方が安全かは分かりますよね)

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